
おしゃれに敏感な大人なら惹かれずにはいられない、上品なコバ塗りが魅力の鞄工房山本のランドセル。
奈良県橿原市の工房で熟練の職人が1つ1つていねいに作り上げるこのランドセルは、過去には即完売する年もあったほどの人気です。
今回は、鞄工房山本のランドセルのメリット・デメリットに焦点を当て、ランドセル選びで失敗しないためのヒントをお伝えします。
2026年度入学向け・牛革 & 人工皮革で残りわずかなモデル(2025年6月30日更新)
ランドセル商戦真っ盛り。残りわずかなモデル・完売モデルがいくつか出ています
鞄工房山本のランドセルのメリット

高級感・上質感がある
鞄工房山本のランドセルは、細部までこだわり抜かれた上質感が魅力です。
とくに『コバ塗り』と呼ばれる職人技で塗られたエッジ部分が、上品で高級感のある印象を与えます。
さらに、シンプルかつ洗練された高級感ある金具や、ランドセルの角に施された『菊寄せ』の技術も高級感を引き立てます。
これらの細やかな技術が、シンプルでありながら大人っぽいランドセルを好む方にとって理想的です。
(一部にコバ塗りが採用されていないモデルがあります。)
独特のデザイン
鞄工房山本のランドセルは、太い糸を使ったステッチが特徴のデザインが多く、見た目の存在感が特徴です。
個性的でありながら上品さを兼ね備えたデザインで、おしゃれにこだわる親御さんからとくに人気です。
背負いやすさへのこだわり
鞄工房山本のランドセルは、立ち上がり背カンを採用し、背負いやすさにもこだわっています。
6年間、毎日の通学に使うからこそ背負いやすさ、背負い心地にはこだわりたいところです。
CHIKYUとのコラボランドセルにも注目
また、CHIKYUブランドから鞄工房山本コラボモデルが発売されています。
こちらはNASAの技術・テンパーフォームを肩ベルトと背当てに採用した、より背負い心地にこだわるモデル。
鞄工房山本のランドセルの美しさと、CHIKYUの技術力が融合したランドセルです。
工房系には少ない反射材が付いている
鞄工房山本のランドセルは安全性も配慮されており、工房系ランドセルには珍しく反射材が付いています。
雨の日や夕方に車や自転車からの視認性が高く、安心できる設計です。
工房系には少ないオートロック採用
工房製ランドセルでは珍しいオートロック機能も、鞄工房山本のランドセルの特徴です。
自動でロックが掛かるため、低学年の子どもでも使いやすい仕様となっています。
豊富なカラーバリエーション
鞄工房山本のランドセルはカラーバリエーションが豊富です。
とくにコードバンランドセルでは、他のメーカーでは見られない色もそろっています。
自分の好きな色を選ぶ楽しみが広がるのは、子どもにとってうれしいポイントです。
6年後はリメイクできる
鞄工房山本では、6年間使用した本革ランドセルを卒業後に小物にリメイクするサービスもあります。
思い出を形に残せるこのサービスは、長く使ったランドセルを大切にしたいという親御さんからも好評です。
6年後のお下がり用メンテナンスに対応している
鞄工房山本では、6年間使用したランドセルをお下がりとして譲れるように、卒業後メンテナンスを行うことができます。
譲る前のメンテナンスとして、肩ひも・小ひもの交換やコバのニス塗り直しなどを行い、新しいユーザーが気持ちよく使う事ができるよう変身させます。
せっかくの上質なランドセルなので、6年後、ぜひともお下がりを検討してみてください。
鞄工房山本のランドセルのデメリット(失敗・後悔ポイント)

重量がある
本革製がメインのラインナップであることから、鞄工房山本のランドセルは重いという声があります。
しかし、鞄工房山本の本革製最軽量であるユニは、1360g。
土屋鞄の本革製最軽量は1340g、黒川鞄工房の本革製最軽量は1480g、セイバンの本革は1470g。
鞄工房山本のランドセルがとりわけ重いというわけではありませんので、安心してください。
もっと軽いものを!と願う場合には人工皮革製のランドセルがおすすめ。
鞄工房山本の人工皮革製最軽量は、マカロンとドゥ・アンジェールの1180g。
人工皮革製で定評のあるセイバンの主力・モデルロイヤルシリーズが最軽量モデルで1230gなので、標準的な重さと言えます。

価格が高い
鞄工房山本のランドセルは本革やコードバンのような高級素材製が主力のため、どうしても価格は高めに感じられます。
しかし、人工皮革製のモデルなら6万円台で購入できるので、本革にこだわることなく検討してください。
小マチが伸びない
鞄工房山本のランドセルは小マチが伸びない構造のため、収容力に不安を感じるかもしれません。
しかし、小マチは日常的に使わない場合も多いため、大きな問題とは言えないでしょう。
店舗が少ない
全国に店舗が少なく、実際に手にとって比べる機会が限られるのがデメリットです。
しかし、鞄工房山本ではレンタルサービスを提供しており、実物を自宅で試してから購入を検討することが可能です。
出張店舗(展示会)も全国で行われる予定なので、公式サイトで日程をしっかり確認しましょう。
人気が高すぎて即完売した年がある
鞄工房山本のランドセルは過去には即完売した年もあり、タイミングを逃すと手に入れられない、ということがありました。
しかし、近年は生産体制が改善され、人気モデルでも購入しやすくなっています。
2026年入学向けニューモデル・リニューアルモデル
2026年入学向けでは、女の子向けの人工皮革モデル『マカロン』が登場。
また、ジェンダーレスなうユニックスモデルの『ユニ』がリニューアルされました。
鞄工房山本マカロン(シュガーラベンダー、ピーチ、バニラ、キャンディブルー)
人工皮革で軽量化を図った『マカロン』。
大マチサイドのクリスタルガラスがエレガントな印象となっています。
前締めのカラーにモカを採用したのもポイントが高いモデルです。
カラー | シュガーラベンダー、ピーチ、バニラ、キャンディブルー(全4色) |
重量 | 約1,180g |
大マチ幅 | 12cm |
前ポケット | L字型ファスナー(マチ付き) |
メイン素材 | 軽量人工皮革 |
税込価格 | 74,900円 |
鞄工房山本ユニ(ダークブルー、アイスブルー、アップルティー、オリーブ、ブルックリンホワイト、ネーブルオレンジ、パープル、コーラルピンク、ミルクティー)
ジェンダーレスなカラーがそろった『ユニ』。
キューブ型でコンパクトなルックスながら、大マチ12cmと容量はしっかり確保。
鞄工房山本の牛革モデルでは最も軽量となっています。
カラー | ダークブルー、アイスブルー、アップルティー、オリーブ、ブルックリンホワイト、ネーブルオレンジ、パープル、コーラルピンク、ミルクティー(全9色展開) |
重量 | 約1,360g |
大マチ幅 | 12cm |
前ポケット | L字型ファスナー(マチ付き) |
メイン素材 | 牛革 |
税込価格 | 84,900円 |

鞄工房山本のおすすめモデル3選

鞄工房山本レイブラック
黒を基調としてアクセントカラーを施した『レイブラック』。
背当てまで黒で、引き締まった印象となっています。
カラー | 全6色展開 |
重量 | 約1,380g |
大マチ幅 | 12cm |
前ポケット | L字型ファスナー(マチ付き) |
メイン素材 | 牛革 |
税込価格 | 79,900円 |
鞄工房山本プリンセス・ラフィーネ



かぶせに施したティアラのステッチと大マチサイドの花が可憐な『プリンセス・ラフィーネ』。
かぶせステッチの中心にはクリスタルガラスが輝き、エレガントな雰囲気を一層引き立てています。
カラー | 全8色展開 |
重量 | 約1,380g |
大マチ幅 | 12cm |
前ポケット | L字型ファスナー(マチ付き) |
メイン素材 | 牛革 |
税込価格 | 84,900円 |
鞄工房山本ニュー・アンティーク
『ニュー・アンティーク』は、スッキリとした見た目のキューブ型ランドセル。
大人っぽいカラーにブロンズ調の金具がよく映えています。
カラー | 全7色展開 |
重量 | 約1,360g |
大マチ幅 | 12cm |
前ポケット | L字型ファスナー(マチ付き) |
メイン素材 | 牛革 |
税込価格 | 84,900円 |
まとめ

鞄工房山本のランドセルは、職人技が光る高級感や個性的なデザイン、背負いやすさという魅力にあふれています。
一方で、重量や価格、店舗数の少なさといったデメリットもあります。
これは、人工皮革モデルやアウトレットを活用することでコストパフォーマンスの高い選択も可能です。
まずは公式サイトやカタログをしっかりチェックし、レンタルランドセルを活用するのがおすすめ。
ランドセル選びに失敗しないために、メリットとデメリットを良く理解し、お子さんに最適なモデルを見つけましょう。
2026入学向けニューモデルに注目です
